【植物の機能を最大限に活用】 ゴーヤのグリーンカーテン 【2019】
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引っ越しも終わり、ちょっと遅れながらも今年もグリーンカーテンをスタートしました。
グリーンカーテンの王道と言えば、やはりゴーヤ。成長が早く、暑さにも強いので作りやすいですよね。
今回は南向きの部屋に引っ越せたので超期待しています(笑)
ゴーヤについて
ゴーヤと言うけど、ゴーヤーが元。沖縄の方言なんです。
ゴーヤーの正式名称は「ツルレイシ」
栽培の準備
ゴーヤの苗(5/19)
苗は近くのホームセンターで購入。品種とか不明(笑)
土は、タキイの「そのまんま野菜畑」
ゴーヤは水耕ではなく、タキイの「そのまんま野菜畑」を使用。ゴーヤはカーテンになって、さらにある程度実が収穫できればいいので手抜き栽培です。
植え替え(5/24)
購入から植え替えまで、水だけあげてベランダに放置していたゴーヤ。茎も伸びてツルも触覚のようにのびのび~。
肥切れを起こしていました。ごめんねぇ・・・。
症状からN(窒素)とK(カリウム)不足。NもKも植物の多量必須元素なので、すべての肥料成分が不足していると予想できます。
早く植え替えてあげよう。そのまんま野菜畑の説明書通りに土を準備し、栽培場所に設置してから5Lの水を入れて馴染ませます(コーヒー飲んで1時間ぐらい待ち)。
1時間後、ゴーヤのポットが入るぐらいの穴を、そのまんま野菜畑の土の表面に空けます。
ゴーヤ苗からビニールポットを外し、そのまんま野菜畑の穴に入れ、土をかけて上からぎゅっと押して土を密着させます。
ぎゅっとが大事!
植え替えをするとき、ぎゅっと押して土と土を密着させると植物はちゃんと水を吸えるようになります。
土の中の水分は土の粒と粒の隙間にあります。この水が移動するためには同じような隙間が連続している必要があり、その連続を作るためには土同士を密着させる必要があります。
土台の土とポットの土の間に大きな隙間があると水が移動できないため、植物は水不足になってしまいます。
1週間で活着
植え替えて1週間もすると葉の緑が濃くなってきます。これが根がしっかり張って養分が吸収できるようになった「活着(かっちゃく)」の合図です。
肥料や水分は「そのまんま野菜畑」に含まれているので今はあげる必要はありません。
あとは、ツルが絡んでカーテンになるように網を張ってあげるぐらいです。
効率的なカーテン化
植物は放っておくと太陽の光を求めてわき目も触れず、上へ上へと伸びていきます。人も植物も上に伸びるのはいいことと思いますが、ゴーヤ1株でカーテンを作ろうと考えたときにはちょっと困りますね。
ということで、わき目、ならぬ脇芽をたくさん出して一気に上に伸ばそうと考えました。
こちらは脇芽を3本成長させることに成功!もう少し間にもツルがほしいので促進していきます。やり方は簡単! 成長させたい脇芽部分(葉柄の付け根)を、1つの植物の中で一番高い位置に持ってくるだけ。
これは植物の茎の一番先端にある芽の成長が脇芽より優先される「頂芽優勢」をいう原理を応用しています。(複数株のゴーヤを植えれば脇芽を考えなくていいんですけどね。)
脇芽もかなり成長(6/23)
そろそろ花のもとができ始めるころかな? 追肥も進めていきます!
7/27~ 花も咲いて生き物も集合
ゴーヤは下の階に迷惑をかけないように内側に引き寄せてましたが、ゴーヤの実の緑は葉緑体なので光合成できます。
たぶん、ゴーヤの実を日光に当てたほうが実が大きくなると思います。
8/13~ 長めの出張で・・・
10日間の出張から帰ると・・・ゴーヤがぁ~~~~(´;ω;`)
食べれるけど、歯ごたえもふにゃふにゃになってそんなにおいしいものではないんですよね。
ゴーヤの価値が減った気がするので、付加価値をつけようと思います。
裏から携帯のライトを当てて・・・
まとめ
- 5/19:苗購入
- 5/24:定植
- 7/23:雌花開花1号
- 9/1:開花終了
- 9/25:収穫終了
- 収穫個数:30個(うち開花日不明:5個)
- 登熟日数:21日
よって、雌花が開花したら3週間後に収穫できると推測できますね。
そしてこの図。
ゴーヤの実の周囲の長さと重さ(=収量)に高い相関があるので、実を太らせる、つまり、肥料をこまめにもっと多くあげれば収量は増えそう。
まぁ、これがゴーヤは肥料食いと言われる所以なのでしょう。
来年が楽しみですね。
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